旧満州皇宮博物院(長春旧満州皇居)

2019-12-04

国家AAAAA級の観光地と全国の優秀な愛国主義教育基地。長春市光復路の北側にある。旧満州皇宮博物院は旧満皇居跡地に設置された宮廷遺跡博物館で、中国に現存する三大宮廷遺跡の一つである。

 

旧満州皇帝の時に居住していた中国清朝のラストエンペラーである愛新覚羅·溥儀が居住した宮殿であり、日本帝国主義が武力をもって中国東北を侵略し、ファシストによる植民地支配を行った歴史の立会人である。旧満皇居の敷地面積は13.7万平方メートルであり、本体部分であるコア保護区は4.6万平方メートルであり、残りは付属部分である。

 

本殿は黄瑠璃瓦覆頂の二階建ての小楼で、勤民楼、輯煕楼、同徳殿を含む。この三つの小楼の様式は独特で、中国と西洋の結合した建築様式である。観光できる部分は東部警鐘教育区、中部宮廷観光区、西部レジャー文化区の3つの部分に分けられている。東部警鐘教育区は東北陥落史陳列館に基づき、館内で「九一八:日本の中国東北侵略史実」展を開催し、日本、ロシア、米国などから収集した原始映像資料、証拠文物、戦争体験者の証言など千件余を使用した。中部宮廷観光区には、4.6万平方メートルの敷地があり、既存建築の様子を保持している。溥儀が公務を処理する勤民楼、オフィス、娯楽、寝室が一体となっている同徳殿、清朝の先祖列宗を祀る懐遠楼、溥儀が日常生活を行う寝宮輯熙楼、大型宴会のための嘉楽殿などがある。その他にも2つの御苑、書画楼、植秀軒、暢春軒、宮内府、中膳房、洋膳房、鹵簿車、防空壕、プール、建国神殿などの付属施設がある。西部レジャー文化区は御用花蔵、御用馬場と禁衛軍の営房および講堂、鹵簿車庫などをベースにして、観客の参加を可能にしている。