モンゴル国/中央省

2019-12-20

 

 

2018年5月25日、吉林省が中央省と友好関係を締結

中央省(旧名ボグダ·ハンウラ省)は1923年に創建され、1931年に現在の名に改められた。同省はモンゴル国の中部に位置し、首都ウランバートルを四方に取り囲み、北はサイレンゲ州に接し、東にはケント省があり、南西と南には東ゴビエ、中ゴビエ、前杭愛、ブルガン省などがある。全省の面積は7.48万平方キロメートルで、人口は11.3万、下には1市と26県を管轄している。同省は温帯大陸性気候で,1月の最も寒い時の平均気温は-21°C,7月の最も暑い時の平均気温は21度である。

 

省都宗莫徳市は、ウランバートルから45キロがある。

 

資源と産業:

農牧業は中央省の基幹産業であり、集約化の程度が高く、主な機能は首都都市の発展の需要を満たすことである。2016年、全省の農耕地面積は23.77万ヘクタールに達し、穀物8.5万トン、ジャガイモおよび野菜を0.69万トン収穫し、家畜を470万頭近く飼育した。年間0.5~0.6万トンの野菜、生乳、乳製品を数千トン首都に提供する。

 

工業企業は主に食品加工工場、肉製品加工工場、乳製品加工工場、飼料工場、機械修理工場、カーペット工場、陶磁器工場とタングステン、錫、アスファルト採掘場などがある。国家レベルの大手企業はバガウル炭鉱、ザマルキン工場、レンググリーン鉱がある。

自然資源が豊富で、森林カバー率は16.4%だ。森林は主にケント山の各支脈に分布し、針葉樹林と広葉樹林のほか、林の中には多くの貴重な生薬植物が生長している。野生動物は種類が多く,河川,湖沼など水資源が豊富である。世界最古の自然保護区であるボグドハンおよびナガラハン,バターハンなどの自然保護区は同省に位置している。

 

全省に53の観光地、12か所のリゾート、7つの療養所があり、カン·チュブラウン、ブルグジレグトー、ホンダカン、ユスト、スージーなど医療的役割を持つ温泉がある。境内には史跡がとても多い。主な観光地には、テルルジ国立公園、フステノマ保護区、“ジンギスカン”乗馬公園、烏亀石公園などがある。

同省はモンゴルの鉄道、道路交通幹線の交差点に位置し、新しい国際空港は省都宗莫徳市から10キロ離れており、交通が便利である。