吉林省の優勢農業特色産業の発展現状

2020-09-03    JL.gov

近年、吉林省の特色ある食糧経済作物は広く分布されている。その中で、落花生は重要な経済作物として長年栽培された歴史があり、製品が日本、韓国、東南アジアなどに輸出されている。緑豆は特色のある豆類の主導品種として、全国の主な生産区の一つであり、2018年に「洮南緑豆」は国家級特色農産物優位区と認定された。ジャガイモは全省に広く分布され、品質がよく、単一生産が高いという特徴を持っており、新しい品種の育成と栽培技術はずっと全国のトップを占めている。2019年までに、全省の落花生の栽培面積は346.5万ムーで、高粱は176.5万ムー、ジャガイモは103.3万ムーである。

2018年、「吉林長白山黒木耳」「吉林長白山霊芝」「吉林長白山シイタケ」などは農業農村部の地理的標識農産物登録に合格し、同年「吉林長白山黒木耳」の区域公共ブランドの建設を開始し、木耳のグリーン生産基地を16個選出認定した。2019年までに、全省では食用キノコ生産モデル基地を300個余り創設し、食用キノコの栽培規模は32.6億袋で、生産額は156.9億元である。そのうち、クロキクラゲは28億袋で、栽培規模は全国第二位となった。蛟河黄松甸、汪清天橋嶺が全国のクロキクラゲの重要な集散地となっている。
 
現在、全省では各地の特色産業の発展と実際を結びつけて、特色農産物区域の配置を全体的に計画し、舒蘭米、九台貢米、撫松朝鮮人参、汪清黒キクラゲ、洮南緑豆、集安朝鮮人参、通化ブルーベリー、査乾湖淡水有機魚、竜井黄牛、双陽ニホンジカなど98の区域公共ブランドを重点的に育成した。また、東福米業、松糧グループ、公主嶺農嫂、長春皓月、吉林華正、精気神など180の企業ブランドと、「扶余四粒紅落花生」、皓月牛肉など200の商品ブランドがある。