吉林省は「全省の経済を安定させる若干の措置」を発表

2022-06-06

出所:吉林日報
  
コロナ禍が全省の経済社会発展に与える影響を最大限に減らし、経済の基本を全力で安定させるために、省政府はこのほど「全省の経済を安定させる若干の措置」を発表した。8つの面を巡って43の具体的な措置が出された。
財政政策の支援を強化する面において、付加価値税の控除拡大政策をしっかりと実行し、より多くの業界で企業のキャッシュフローを増やすことが提案された。財政の支出を速め、できるだけ早く財政資金を地方、企業に振り分ける。地方政府の特定債券の発行と使用を加速させる。
金融政策の支援を強化する面において、金融機関が中小零細企業、個人経営者、トラック運転手、コロナの影響を受けた個人の住宅ローンと消費ローンなどに対して延期返済を実施し、少額ローンへの支援を拡大することが奨励される。
投資を安定させる政策支援強化の面において、一汽アウディの新エネルギー自動車、吉化のグレードアップなど省政府が確定した33の重点プロジェクトを推進することが発表された。「大水網」、「嫩江を白城へ導入」などの重大な水利プロジェクトの建設を加速させ、沈白高速鉄道、7つの高速道路などのプロジェクト建設を加速させ、実情に応じて都市地下道の建設を推進する。
消費促進の政策を強化する面において、大口消費の促進に力を入れ、省内で乗用車を購入し登録する個人消費者に対して、補助金を与えることが提案された。文化観光市場の全面的な回復を促進し、低リスク地域の文旅場所を全面的に開放する。全省の不動産産業のよい循環と健康的発展を促進する。
食糧・エネルギー安全の政策支援を強化する面において、「1千億斤の食糧」「1千万頭の肉牛」などのプロジェクト建設を際立たせることが提案された。石炭の増産と供給をしっかりと行い、ピークを迎える夏の電気・石炭の供給安全を保障する。「陸上風景三峡」「山水貯能三峡」などの重大エネルギープロジェクトの建設を全力で推進する。
産業チェーンとサプライチェーンを安定させる政策支援を強化する面において、経営者の水・電・ネットなどのコストを下げ、経営困難の零細企業と個人経営者への「未払いでも供給保障」政策を全面的に実行し、6ヶ月の納付猶予期間を設けた。段階的に経営場所の賃貸料を減免し、民用航空や交通運輸などコロナの影響を比較的に大きく受けた業界、企業に対する救済支援を強化する。物流業への支援を拡大し、国の物流中枢都市や国の中堅コールドチェーン物流基地都市の建設などを積極的に作り上げる。
外資・対外貿易を安定させる政策支援を強化する面において、企業経営の保障を強化し、対外経済貿易発展資金をうまく利用し、企業の国際市場開拓、貿易融資、国際物流、公共プラットフォーム建設などを支援する。対外貿易の新業態と新発展を加速させ、企業が有名な越境電子商取引プラットフォームを利用したり、独立ステーションを設立したりして、越境電子商取引の小売輸入試行政策をうまく利用することを支持する。貿易ルートと重大な外資プロジェクトの建設を加速させ、わが省の外国投資産業の範囲を拡大する。
基本的な民生を保障する政策支援を強化する面において、住宅積立金の段階的な支援政策を実施する。農村移転人口と農村労働力の就職・起業支援政策を充実させ、現地で近くで就職して増収することを促進する。社会民生の最低限保障を充実させ、社会救助と保障の基準と物価上昇の連動メカニズムを適時にスタートさせ、一時的な生活難の市民に的確な支援を与える。