延辺州政府はこのほど、「延辺黄牛保護区の画定に関する決定」（以下「決定」と略称する）を発表し、法に基づいて延辺黄牛保護区を画定し、延辺黄牛品種の資源保護を強化した。

『決定』では、保護区建設は目標管理を実行し、州、県（市）、郷鎮人民政府はそれぞれ延辺黄牛保護区建設責任状にサインすることを明らかにした。延辺州農業農村局（牧畜業管理局）は定期的に保護区における延辺黄牛品種資源の調査と評価を展開し、資源ファイルを作ることを担当する。保護区の県（市）人民政府は延辺黄牛保護制度の確立と健全化に責任を負い、保護区の建設、管理に力を入れ、延辺黄牛養殖場へのサービスと指導を強化する。保護区の県（市）農業農村局（畜産業管理局）は法に基づいて保護区内の人工授精ステーションと人工授精員の管理を強化する。核心区の郷鎮人民政府は保護制度と措置の実行を強化し、『延辺朝鮮族自治州延辺黄牛管理条例』と国家家畜家禽品種資源保護に関する法律法規を厳格に執行する責任を負う。ほかの県（市）と郷鎮にも延辺黄牛品種の資源保護を勧めるが、県（市）人民政府の申請を経て、延辺州農業農村（牧畜業管理）部門が総合的に評価し、延辺州人民政府の許可を得た後、核心区に昇格することができる。

『決定』では、保護区内で政策と財政資金の支援を受けている養殖場は、毎年生産計画を制定し、個体群の数量と品質を維持し、絶えず発展しなければならないと要求している。県（市）農業農村局（牧畜業管理局）は直ちに関連状況を州農業農村局（牧畜業管理局）に届け出なければならない。保護区の建設は国土空間計画を考慮し、永久基本農地、生態保護レッドラインと都市開発の境界を避けるべきである。保護区内の自然公園、自然保護区、トラ・ヒョウ公園など国が画定した園区については、延辺黄牛品種の保護にかかわる場合、法律法規の規定があればそれに従い、ない場合は当決定を参照して実行する。